ミャンマー
アジア最後のフロンティア

　ミャンマーは人口約5,000万人強を抱え、100以上の民族が存在する国家です。政治的な混乱や経済の低迷が続きかつては最貧国とまでいわれておりましたが、2011年以降の政治改革や経済改革によりアジア最後のフロンティアとして世界中の注目を集めていました。2021年のクーデター以降は各地で国軍と国軍に反対する民主派勢力との衝突が断続的に発生し、現在も治安情勢が非常に不安定な状況になっています。

　ミャンマーも親日国の一つで食の趣向性などは日本人に合うと言われており、その点で参入チャンスはあると考えられます。ただし多民族国家であることの理解や、ミャンマーの伝統的な化粧品であるタナカを活用するなど現地に寄り添うマーケティングも必要になります。

　また、過去からの政治的な混乱により、名刺の住所が実際と異なるなど慎重な対応を余儀なくされたミャンマー企業への理解と対応も必要と考えられます。

　薬事規制に関しては、政局不安定の中では申請時間も読めないため、早めの検討が必要となります。