翻訳ツールおすすめ4選!場面別に紹介します!

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最終更新:2024/5/8

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海外進出をするにあたっての壁はいくつもありますが、その大きな一つは言語の壁ではないでしょうか。ASEANに関しては各国がそれぞれの言語を使うため言語の壁は特に大きいと言えます。シンガポールは英語が公用語ですが、例えばタイはタイ語、インドネシアはインドネシア語が公用語です。自社に英語ができる社員がいたとしてもタイ語を話せる社員がいることはなかなか珍しいのではないでしょうか。そんな言語の壁を壊してくれるのが翻訳ツールです。有料のサービスもありますが、ここでは無料で使えるサービスを紹介していきたいと思います。ASEAN進出の目線からも解説させていただきます。

目次

1.翻訳ツールの基本知識 2.DeepL翻訳 3.Google翻訳 4.LINE通訳 5.Googleレンズ 6.Grammarly 7.まとめ

1.翻訳ツールの基本知識

翻訳ツールは入力したテキストを指定した言語に翻訳してくれるもの、Webページ全体を指定の言語に翻訳してくれるもの、文書をカメラで読み取ることによって翻訳してくれる物などがあります。

以下で紹介するツールで言うと、DeepL翻訳やGoogle翻訳、LINE通訳は入力したテキストを指定した言語に翻訳してくれるツールにあたります。DeepL翻訳はchromeの拡張機能もあり、Webページ全体を翻訳させることが可能です。Googleレンズはカメラで文書を読み取ることで翻訳が可能です。紙の文書のやりとりが多い場合にはGoogleレンズは重宝されるかもしれません。最後にメールを送ったり文書を書いた時に文法をチェックしてくれるツールもあり、その一つがGrammarlyになります。

2.DeepL翻訳

最初に紹介するのはDeepL翻訳です。かなり精度の高い翻訳が可能です。筆者も医学部生時代にDeepL翻訳を使って医学論文の翻訳などをしていましたが、専門的な用語まで正確に翻訳してくれるのでとても重宝したツールです。

webページで翻訳したい文章を左側に打ち込みます。すると右側に指定した言語で翻訳されて出力されます。自身で打ち込む文章はDeepL側が判別してくれるので、言語選択の必要はありません。複数の翻訳案がでてくるので、言い回しの工夫ができるのもとても便利です。また、ファイルをアップロードして翻訳させることもできます。pdfとdocx、pptxに対応しています。また、chromeの拡張機能があり、webページ全体を翻訳させることも可能です。

無料プランでは1500文字まで、5MBまでのファイルのアップロードが可能です。

ASEAN内の言語としては英語とインドネシア語に対応しています。
deepl_img
複数の翻訳候補が出てくるのはかなり便利です。

Deepl翻訳のページはこちらから
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3.Google翻訳

Google翻訳は翻訳上限が5000文字であるのが長所です。また、英単語などをGoogle検索すると検索バーのすぐ下に表示され、そのまま使い続けることができるのはとても便利です。写真や文書をアップロードして翻訳する機能も揃っています。

なにより便利なのはwebページの翻訳機能です。webページの翻訳機能をDeepLで使う場合には拡張機能のインストールが必要になりますが、Google翻訳の場合には必要ありません。デフォルト言語以外のWebページを開いた場合にはURLバーにGoogle翻訳のボタンが現れるので、ここをクリックすれば一瞬でwebページ全体を翻訳できます。

対応言語はとても多いのが特長です。ASEAN各国の公用語は英語からタイ語、ベトナム語に至るまで基本的に全て対応しています。
google_translate
5000文字まで一度に翻訳可能なのはかなりありがたいです。

Google翻訳のページはこちらから

4.LINE通訳

LINE通訳はLINE上で翻訳できるのがメリットです。普段友達にトークするのと同じ感覚でメッセージを送ることで翻訳することができます。公式アカウント検索でLINE通訳と検索すれば友達登録することができます。デメリットは韓国語、英語、中国語にしか対応していない点です。 line_translate_friends_img line_translate_img 友達追加するとすぐにトークルームで翻訳ができます!友達とトークする感覚で翻訳ができます。

5.Googleレンズ

GoogleレンズはGoogleアプリに内蔵されている機能です。アンドロイドの場合にはGoogleレンズのアプリが別途用意されています。GoogleレンズアプリをインストールしてGoogleアプリを介さずに使うことも可能です。ただしその場合でもGoogleアプリはインストールする必要があります。これまで紹介したツールとは違い、カメラで読み取って翻訳するツールです。そのためwebページの翻訳やワードファイル・PDFファイルを翻訳するというよりは、紙の資料をカメラで読み取って翻訳するのに使いやすいツールです。紙資料のやりとりが多い場合には重宝されるツールです。
google_lens カメラでかざすとその場で翻訳してくれます!

iPhoneの方はこちらから
アンドロイドの方はこちらから

6.Grammarly

Grammarlyは上で紹介してきたような翻訳ツールとは異なり、文法をチェックしてくれるツールです。外国語でメールを送ったり資料をまとめるときに文法が合っているのかかくにんしてくれます。webブラウザだけではなく、アプリ、拡張機能も用意されています。ファイルの文法をチェックしたい場合には文書をアップロードします。Googleドキュメントで文書編集しながら、Gmailでメール編集しながら文法チェックしたい場合には拡張機能が便利です。その場で修正箇所を指摘してくれます。
grammarly_img Gmailでのスペルミスも編集しながらチェックできます!

Grammaryのページはこちらから

7.まとめ

ここまで5つの翻訳ツールを紹介しました。簡単にまとめます。

DeepLとGoogle翻訳はWebブラウザでの翻訳ができます。DeepLは専門用語も含めてかなり精度の高い翻訳ができる一方で文字数が1500字までに限られる点と対応言語がGoogle翻訳と比べると少ない点はデメリットです。Google翻訳は5000文字まで一気に翻訳できる点、ASEAN10カ国に関しては全ての公用語に対応している点がメリットです。

LINE翻訳は対応言語こそ少ないものの、普段の友達とのトークと同じ感覚で翻訳できます。

紙書類の翻訳にはGoogleレンズがおすすめです。カメラでかざすだけで翻訳ができてしまいます。

最後に文法やスペルミスをチェックしてくれるGrammarlyも見逃せません。海外の人とのメールや文書のやり取りに必須のツールです。

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